マッチングアプリから受ける格差社会の浮彫り

pyramid under blue sky during daytime マッチングアプリ

本日5月11日(日)快晴。この日は、とある女性の方と食事に行く機会があった。その方との食事を通して、これからの日本男性に待ち受ける恋愛の厳しさをお伝えしようと思う。まず、その方との出会いは「pairs」というオンライン出会い系アプリである。通称マッチングアプリと言われている。読者の中にも、実際に使ったことがある方がいるかもしれない。自分は複数あるマッチングアプリの中から比較的真面目な恋愛を求めている方が多いと言われている「pairs」を1か月間体験してみた。そして何人かマッチングした中で、とりわけ顔が好みの女性と思いのほか吉祥寺駅でお食事に行くことになったわけだ。もちろん、顔重視ではなく、プロフィール文から内面もいいなと思いメッセージを通じて実際に会うことになったわけではあるが、会わないほうがよかったのかもしれないと思う気持ちにもなったのも正直なところである。

世間的に「かわいい」「美人」と呼ばれる女性が相手に求める条件

みなさんには、今まで生きてきた中でこの人は「かわいいな」とか「美人だな」と思う瞬間があったのではないだろうか。大都会である”新宿”や”渋谷”など必然的に人口が集中する都市には、それだけそのような方と遭遇する確率が高くなる。そのような方を目にしたときに、こんな子と付き合いたいなと思う感情が込み上げてくるのは人間の自然な生理現象だと思う。そして、その夢がマッチングアプリのおかげで理想のお相手を探しやすくなったのは事実である。しかし、それは人間の欲望を最大限に高めた想像を絶する世界へと導いてしまった。実際にお会いした女性の方をAさんとしよう。Aさんと話す中で好きな異性のタイプについて話す場面があった。Aさんの理想のタイプは、高身長、イケメン、高学歴、高収入という絵に描いたような人であった。これを聞いたとき衝撃的だったことは確かにかわいい系統の部類に入る女性であったが、そこまでお相手に求める条件が多いのかという衝撃であった。ちなみにAさんを簡単に紹介すると、斎藤飛鳥似の高学歴かつ大手企業勤めの女性である。この一文を読んだだけでも、彼女のお相手にそこまでの条件を求める理由に納得する。恐ろしいのはこのような女性がマッチングアプリには当たり前に存在しているのではないかと感じたことだ。これが普通の考え方とするならば、理想の方を追い求める恋愛は夢のまた夢の話であり、確実に”本当の恋愛”を見失うことになるだろう。ここでいう本当の恋愛とは、”身近な花に目を配って恋愛をするべきだ”ということだ。本当の恋愛?それは次の見出しで説明しよう。

本当の恋愛=身の丈にあった、取り繕わない自分でいられているか

”本当の恋愛”を説明する前に一つ言っておきたいことがある。自分はこれまで女性とお付き合いしたことがない。その前提で物申すことを許してほしい。では、話していこう。自分が思う恋愛には3つの種類があると思う。1つ目は、遊びの恋愛。これは自分が最初から一人の女性とお付き合いしたいというよりも複数の女性とそのばかりの関係の恋愛を指す。特に、20代のうちはこの恋愛にはまる人がいる。特に、マッチングアプリがそれを助長している。2つ目は、理想のお相手を追い求める恋愛。これは自分のステータス(あまり人をパラメータとして区別したくはないが)以上の方を追い求める恋愛を指す。おそらく自分のコンプレックスや自分にないものを相手に過度に求めてしまう。この恋愛は、成就するにはかなりの時間を要し、虚しい結末になる可能性が高いだろう。最後の3つ目は、本当の恋愛。これが私が思う理想の恋愛。あえて曖昧にしたが、詳しく説明していこう。本題に入る前にあなたの友人関係について尋ねたい。あなたの友人はどんな人ですか?明るい人?おとなしい人?恐らくあなたと気が合う、どこかしらあなたと似た部分がある人ではないだろうか?類は友を呼ぶという言葉がある。似た性質をもつ者同士は自然と集まるというという意味である。これを聞いて察する方もいるかと思うが、これは恋愛においても同じことではないか?あなたの本当の恋愛する上で、理想のお相手は自分(生い立ち、性格、生活環境)が近い人ではないだろうか?たまに、美女と野獣カップルを街中で見かけることはあるが、それはあくまでもお互いの総合点が近いことによるものである。たとえ、お相手の顔が好みではなくても金銭的余裕がある。逆もしかりで、お金はそこまで持っていないが、顔がものすごくタイプであったりと。しかし、これはまれであると思う。ほとんどのカップルは自分に近い人同士が多い。つまり、身の丈に合った人を選びなさいということである。そして忘れがちなことは取り繕わない自分を受け入れてもらるかどうかである。また、恋愛の先には結婚がある。現在、20代前半社会人で彼女/彼氏がいる方は、多少は結婚がちらつくのではないだろうか?この話は、だいぶ先の話にはなるが結婚後は何十年という月日を一緒に過ごさないといけない。そこで性格の不一致や価値観の違いがあったとしたら長くは続かないだろう。すでに結婚している人の中には、それをわかった上で自分の気持ちを我慢して毎日過ごしている方もいるかもしれない。それは気づかないうちに自分の心を蝕んでいく。しかし、自然体の自分を受け入れてもらえるほど世間は甘くないという考えもわかる。勿論、多少の我慢は必要であり、本人がそれでも幸せなら問題ない。所詮、自分は赤の他人である。しかし、少しでも若い今を生きる中で”本当の恋愛”を再スタートするには全く遅くはない。

最後にこの言葉を残して終わろうと思う。恋愛に失敗などない。いつでもやり直せる。かくいう私も”本当の恋愛”を再認識してやっと再スタートを切り始めたばかりなのですから。

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